うまく撮れない原因を症状から見分ける

撮った写真を見て、当てはまる症状の行から直してください。

症状よくある原因直し方
アクスタに白い光の帯や照明の形が映る天井の照明がアクリル面で反射している天井の照明を消し、光を横から当てる。アクスタを少し上向きに傾ける
アクスタに自分やスマホが映る正面から、アクリル面に対してまっすぐ撮っている少し斜めから撮る。暗い色の服を着る
写真全体が暗く、ざらついている光が足りず、スマホが感度を上げて補っているデスクライトを近づける。天井の照明より手元の光を増やす
輪郭がぶれている暗くてシャッターが遅くなり、手が揺れている光を増やす。スマホを本や箱に立てかけて、タイマーで撮る
缶バッジ・アクキーにピントが合わない近づきすぎて、カメラがピントを合わせられる距離より内側に入っている少し離れてからズームする
全体が黄色っぽい・青っぽい色の違う照明が混ざっている(暖色の電球と白い蛍光灯など)光源を1種類にそろえる
顔の片側が真っ黒光が片側からだけ強く当たり、影が落ちている光の反対側に白い紙を立てて、影を明るくする
缶バッジ・トレカが台形にゆがむ真上から撮れておらず、スマホが傾いているカメラの水平表示を使って真上から撮る
缶バッジ・トレカにスマホの影が落ちる真上の照明とグッズのあいだにスマホがある光を横から当てる。少し離れてズームで撮る

夜・窓のない部屋で撮るときの置き方

「自然光の窓際で撮る」とよく言われますが、仕事や学校のあとに撮るなら夜の部屋が現実的です。次の置き方にすると、時間帯を気にせず同じ仕上がりで撮れます。

  1. 天井の照明を消す。 真上からの光は、アクスタの映り込みとスマホの影の両方の原因になります。
  2. デスクライトを1つ、グッズの斜め横(横から前寄り)に置く。 光の向きが1方向にそろうので、立体感が出ます。
  3. 光の反対側に白い紙を立てる。 コピー用紙やノートの白いページで十分です。紙が光を跳ね返して、影になった側がやわらかく明るくなります。
  4. 光が強すぎるときは、ライトの前に薄い紙を1枚かざす。 トレーシングペーパーや白いビニール袋を通すと光が広がり、硬い影や白飛びが減ります。熱くなる電球の場合は、紙を直接触れさせないでください。
  5. スマホは立てかけるか、タイマーで撮る。 画面をタップした振動でもぶれるので、3秒タイマーにしておくと失敗が減ります。

背景は、無地の画用紙やカラーボード(100円ショップで買えます)を1枚、グッズの後ろに立てるだけで変わります。机と壁の境目が見えないように、紙を後ろから手前へゆるくカーブさせて敷くと、グッズだけが浮かび上がる写真になります。

アクスタの映り込み・反射を消す

アクリルは鏡のように光を返すので、撮影でいちばん苦労するグッズです。

  • 保護フィルムを確認する。 届いたばかりのアクスタは、表裏に透明な保護フィルムが貼られていることがあります。フィルム越しだと細かなしわや気泡が写るので、撮る前に端をつめで確かめてください。
  • 光を正面から当てない。 光は、当たった角度と同じ角度で反対側へ跳ね返ります。正面から当てると、そのままカメラに返ってきます。光は横から当て、カメラは正面寄りに置くと、反射がカメラに入りにくくなります。
  • それでも映るなら、アクスタかカメラを少しずらす。 アクスタを数度だけ上向きに傾けたり、カメラの位置を左右にずらしたりすると、映り込みの位置が絵柄から外れます。
  • 自分やスマホの映り込みは「暗くする」で消す。 黒っぽい服を着る、スマホ以外の部分を黒い紙で隠すと、アクリルに映るものが暗くなり目立たなくなります。
  • 撮る直前に指紋とほこりを拭く。 メガネ拭きのような柔らかい布で、こすらず軽く払います。アップで撮ると、目では気づかない指紋もはっきり写ります。

ぬいぐるみ(ぬい撮り)を撮る

  • ぬいの目の高さまでカメラを下げる。 見下ろして撮ると、小ささばかりが強調されます。机に肘をつき、目線をそろえて撮ると表情が伝わります。
  • 顔をタップしてピントを合わせる。 スマホは手前の足や背景にピントを合わせることがあります。顔(目)を指定してから撮ってください。
  • 毛並みは斜めからの光で出る。 正面から光を当てると毛並みがつぶれて平らに見えます。デスクライトを横に回すと、生地の凹凸が見えるようになります。

缶バッジ・アクキーなど小さなグッズを撮る

小さなグッズに近づいてピントが合わないのは、スマホのカメラにはピントを合わせられる距離の下限があるからです。

  • 一度離れてから、2倍ズームで大きく写す。 近づくより、少し離れてズームしたほうが、ピントも形のゆがみも安定します。
  • 急に画質が変わったら、接写用カメラに切り替わっている。 一部のスマホは、近づくと自動で接写用のカメラに切り替わります。色味や明るさが急に変わるのが気になる場合は、カメラの設定で自動切り替えを止められる機種もあります。
  • 缶バッジの光沢は、アクスタと同じ考え方で消す。 表面が光るのは、照明が映っているからです。光を横から当て、缶バッジを少し傾けます。

平面物(トレカ・チケット半券・ブロマイド)を撮る

  • 真上から、水平に撮る。 少しでも傾くと台形にゆがみます。iPhoneは「設定」→「カメラ」で「グリッド」と「水平」をオンにすると、真上に向けたときに水平の目印が出ます。Androidも多くの機種でカメラ設定にグリッド線があります。
  • スリーブやケースから出すかどうかを決める。 透明なスリーブやハードケースは光を反射します。傷が心配で出したくない場合は、光を横から当てて、ケースの反射がカメラに入らない角度を探してください。
  • 紙のものは早めに撮っておく。 半券や感熱紙のチケットは、時間がたつと色があせたり、印字が薄くなったりします。残したいものは、届いた・使ったその日に撮っておくのが確実です。

SNSに載せる前に確かめたいこと

家で撮った写真には、グッズ以外の情報が思ったより写っています。

  • 写真の位置情報。 スマホの写真には、撮影場所の位置情報が記録されていることがあります。iPhoneは共有画面の上にある「オプション」から位置情報を外して送れます。Androidも共有や投稿の前に、位置情報を外す設定があるか確認してください。
  • アクリル・缶バッジ・背景に映り込んだもの。 アクスタや缶バッジの表面、窓ガラス、テレビの黒い画面には、撮っている自分や部屋、窓の外の景色が映ることがあります。投稿前に拡大して確かめてください。
  • チケットの番号・QRコード・名前・座席。 半券や電子チケットの画面には、入場に使う情報や個人を特定できる情報が含まれていることがあります。載せるなら、その部分を隠してから投稿してください。

撮った写真を記録として残す

  • 推しごとにアルバムを分ける。 スマホの標準アルバムやGoogleフォトのアルバム機能で、推しごと・グッズの種類ごとに分けておくと、カメラロールに埋もれません。最初から細かく分けず、「推しごと」だけで始めると続きます。
  • 月ごと・現場ごとにまとめる。 「今月届いたもの」「〇月〇日の現場」のように区切っておくと、見返したときにその時期の推し活ごと思い出せます。
  • クラウドにも保存しておく。 Googleフォト・iCloudなどにバックアップしておけば、機種変更や故障のときにも写真が残ります。
  • 形に残したいならプリントする。 コンビニプリントやフォトブックのアプリで印刷して、アルバムに収めておく方法もあります。

よくある疑問

Q. 撮影用のライトや機材を買ったほうがいい? A. 先に、家にあるデスクライト1つと白い紙で試してください。この組み合わせで直らない症状は多くありません。何度も撮るようになって、デスクライトの位置の調整が面倒になったら、スマホ撮影用の小さなLEDライトを検討すれば十分です。

Q. ポートレートモードで背景をぼかしたほうがいい? A. ぬいぐるみなら効果的です。アクスタは、透明な縁や細い部分まで背景と一緒にぼけてしまうことがあるので、通常の写真で背景を無地にするほうが仕上がりが安定します。

Q. 写真アプリの加工はどこまでしていい? A. 自分で楽しむ記録なら自由です。明るさとホワイトバランス(色味)だけ整えると、撮影時の失敗をかなり取り戻せます。

まとめ

  • 家での撮影の失敗は、ほとんどが光の向きで起きている。天井の照明を消し、デスクライトを横から1つ、反対側に白い紙。まずはこの置き方から。
  • アクスタの映り込みは、光を横から当てて、アクスタかカメラを少しずらすと消える。自分の映り込みは暗い服と黒い紙で消す。
  • 小さなグッズは近づかずにズーム、平面物は水平表示を使って真上から撮る。
  • 載せる前に、位置情報・映り込み・チケットの番号を確かめる。

次にすべきこと

今夜、天井の照明を消して、デスクライトと白い紙だけでいちばん気に入っているアクスタを1枚撮ってみてください。いつもの写真と並べると、光の向きだけでどれだけ変わるかがわかります。

撮りたくなるように、グッズの飾り方を見直したい方は、こちらもどうぞ。

あわせて読みたい